ソニー教育財団主催 ミライティーチャーズアカデミー(ミラアカ)の3期生によるテーマ発表会がありました。
ミラアカは、1年2カ月にわたり「子どもたちが2050年に自分らしく生きられるように、あなたたちは何をしますか?」というテーマに取り組む教員研修です。3期生は8月の開講式で6チームに分かれて、これまでチームでの活動を続けてきました。
この4カ月の間、オンラインでの特別講演会を受講してリーダーシップや教育改革について学び、それぞれのペースでオンラインでの議論を続け、今の社会、教育における課題を深掘りしながら、自分たちが目指す世界観について話し合ってきました。
今回のテーマ発表会は、各チームが取り組むテーマについてプレゼンし、他チームなど参加者からの質問に答える時間になりました。3期生の各チームが注目したのは「自分らしさ」について。各チームは「自分らしさ」とは何か?「自分らしさ」を育てるためには学校は何をすればよいのか?をそれぞれの視点で提示してくれました。
アドラー心理学をベースにするチーム、新たな科目を提案するチーム、保護者の意識改革に取り組むチームなど、同じ全体テーマでも異なるアプローチでの取り組みで、いずれも見応えのある発表になりました。
プレゼン後の質疑応答も盛り上がり、各チームの内容の理解も深まりました。
今回のテーマ発表会には、8月に卒業した2期生も集まりました。
2期生のうち4チームは、現在の取り組みについて発表をしてくれました。どのチームも8月に発表した提案を発展させ、自分の学校での実践や、他校と連携した実践など、確実に変革を起こし始めています。
3期生にとっては1年前に同じ経験をしている先輩です。テーマ発表会後にどのような活動をしてきたのか、最終発表会後に現場でどうやって活動を続けているのか、いろいろと突っ込んだ質問が飛び交いました。1年前、この先どんな実践をすればよいのか不安に感じながら発表をしていた2期生たちは、1年間の活動で視野が広がり、変革の実感を掴み取っていました。
次の集まりは4月末。それまではオンラインでの活動が続きます。
せっかくの対面の機会にチームは密度の高い議論を行っていました。
ミラアカ3期生は、ここからはテーマに対するソリューション提言にむけて現場での仮説検証を始めます。実際に小さな実践を行って、8月の最終発表会に向けてソリューションの質を上げていきます。
今回の発表内容がどこまで進化するのかが楽しみになりました。
Comments